ピアノ練習に役立ちそうなツールの紹介

メトロノーム、音符フラッシュカード、スケール早見表、練習タイマー。ピアノ練習の課題に対応する4つのブラウザツールを作りました。

pianotools
ピアノ練習に役立ちそうなツールの紹介

数えて読む壁

ピアノの楽譜を読むとき、五線の下から「ド、レ、ミ…」と数えてしまう段階がある。弾けるには弾けるが、処理が二段階になる。解読してから弾く。テンポが上がると追いつかない。

この「数え読み」は弾き込むだけでもある程度は改善するが、読み方そのものを変える意識がないと効率が悪い。楽譜の音符を見て、考える前に指が動く状態を作る必要がある。

同じように、調号の♯♭を「記憶して思い出す」やり方も、曲が複雑になると破綻する。スケールを体に染み込ませて、その調の音の並びを「普通」にしておくのが本来のアプローチだ。

こうした課題に対して、ブラウザで動く4つのツールを作った。

Metronome

BPM、拍子、細分化(8分音符・3連符・16分音符)を設定してクリック音を鳴らす。1拍目にアクセントがつき、ビートドットで現在位置が視覚的にわかる。

ピアノ練習では「BPMを5ずつ上げていく」テンポアップ練習をよくやる。±1 / ±5のボタンとスライダーで細かく調整できるようにした。

Note Flash Cards

五線上にランダムな音符が表示され、できるだけ速く音名を答える。ト音記号・ヘ音記号を切り替えられる。反応速度がミリ秒で表示されるので、「考えて答える」から「見て反応する」への移行が数字で実感できる。

読譜力のトレーニングで最も効果が高いとされるフラッシュカード方式をそのまま実装した。1日5分でも、毎日やると反射的な認識が定着する。

Scale Reference

調を選ぶと構成音がソルフェージュ付きで表示され、右手・左手の指番号と、ミニ鍵盤上のハイライトが出る。練習中に「この調の♯はどれだっけ」とさっと確認できるリファレンス。

全12長調・12短調に対応。日本語の調名(ハ長調、イ短調など)も併記した。

Practice Timer

練習メニューをブロックに分けてタイマーで回す。30分・45分・60分のプリセットがあり、セクション切り替え時に音で通知される。ブロックの名前・時間は自由に編集できる。

「ハノン5分→部分練習15分→通し弾き5分→自由5分」のように時間を区切ると、得意な部分ばかり弾いてしまう問題を防げる。

作った動機

どれも既存のアプリで代替できるものだが、1つのサイトにまとまっていてブラウザだけで完結する点に意味がある。練習を始めるときにアプリを探す手間がなく、タブを開くだけで使える。

← Back to Notes